辛辣なフランス人気質を知っていますか?
2013年 06月 29日
今、パリの街路時の広告塔に、香水の宣伝でドロンの若かりし写真が張られています。
ドロン氏が「ハンサムでない」とは言えませんが、
私の周りにいるフランス人たちや息子達は、
スターっぽい存在に鼻も引っかけない主体性意識がガンとしています。
「アイドル」というコドバさえ口にする時、気恥ずかしい思いがよぎります。
この件に関して、参考になるものがあります。
アイドルが流行らない国、フランス
http://info.ensemblefr.com/page238701.html
フローレンス・フォレスティというコメディエンヌ(男性はコメディアン)が、
このフランス人気質をくすぐるパロディの天才として、登場しました。
(もう随分前ですが)
彼女は、大スターでも大政治家でも、誰でもかれでも(?)コケおろし、バカにし、笑い者にします。
そしてファン達のアホさ加減を、嫌と言う程、見せしめにするのです。
<スター編>
Florence Foresti Party part1 [HD]
http://youtu.be/K9E-svn75Eg
<政治家編セゴレヌ・ロワイヤル>
FLORENCE FORESTI parodie SEGOLENE ROYAL
http://youtu.be/Gz94lkKl1c4
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同じ傾向の男性のコメディアンたちも、強烈に指示されています。
ジャメル・デブーズ氏(出身モロッコ人)の<テロリスト編>
La face Cachée de Jamel Debbouz chef des talibans ® HD JAMEL DEBBO
http://youtu.be/u3qxNOx0Aps
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3人のコメディアンチーム、「アンコニュ」は、20年〜25年前に、子供達と一緒にテレビで楽しみました。3人の中の1人が子供達と同じ小学校出身だったので、彼らはとても嬉しく光栄に感じていました。
アンコニュ<原子力センター編>
これは、今では笑えぬ事実となったのです。
残念ながら、笑ってはいけない命の問題すらコケにしてしまった、彼らの責任は重いと思います。
Les Inconnus - Centrale nucléaire (HQ)
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自分自身の弱みを、冷静に見つめ、それを笑い、ユーモラスに表現するのが、フランス人気質の代表的なものだと言えます。
さもなければ、このようなコメディアンが登場する土台がありませんし、まして、人気が出る事などありません。
日本の土壌と比べていかがでしょうか?