没後15年、黒澤明監督のメッセージ
2013年 09月 22日
没後15年、黒澤明監督のメッセージ
http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi...
1990年に公開された黒澤明監督の『夢』の中に『赤富士』という作品がある。
これは、黒澤監督自身が見た夢 を映画化したものだ。
原発が爆発し、逃げ惑う人々の姿が描かれている。
黒澤監督の長男・久雄さん(67)によると、父親の中で、原発や原子力問題は大きな 位置を占めていたという。
『夢』の製作に携わったスタッフや関係者が、今年で没後15年になる黒澤監督の原子力に対する考えを語った。
さらに、今回、埋も れていた黒澤監督直筆のノートを発見。そこには、黒澤監督の率直な思いが綴られていた。
報道ステーション
2013年9月20日
黒澤明 死して15年
直筆ノートにあった"メッセージ"
http://youtu.be/1BtNWZ9Q-20
黒澤監督の直筆ノート(1985~86年)
人間は間違いばかり起しているのに、
これだけは絶対間違いは起さないなんて
どうして云えるだろう。
それも、もし間違ったらおしまいだと云うのに、
どうしてそんな事が云えるんだろう。
高い木に登って、
自分のまたがってる木の枝を 一生懸命切っている阿呆に似ているね。
猿は火を使わない。
火は自分達の手に負えない事を知ってるからだ。
ところが、人間は核を使い出した。
それが、自分達の手に負えないとは考えないらしい。
火山の爆発が手に負えないのわかっているのに
原子力発電所の爆発ならなんとかなると思ってるのは どうかと思うね。
「原発は安全だ」
「危険なのは操作のミスで 原発そのものに危険はない」
「絶対ミスは犯さないから問題はない」 ってぬかした奴等許せない。
原子力発電が安全だなんて云っていた奴等は、 今、どうしてやがるんだろう。
そいつ等の顔が見たいね、全く!
<追加転載記事>
19日木曜日夕刻、安倍首相が福島第一原発の原子炉5号機、6号機の廃炉を東京電力に要請したことが大きく取り上げられました。
福島第一原発の事故発生から2年半以上が経過していました。
ドイツはこの記事にもありますが、2011年にすでに国内の全原子炉の廃炉を決めました。
アメリカもすでにサン・オノフル、ヴァーモント・ヤンキーの2か所の原子力発電所の廃止を決定しています。
そしてフランスも、すでに24基の原子炉の廃止が決まっていました。
実はこの事実、この記事を読むまで知りませんでした、お恥ずかしい話です。
しかしもっと恥ずかしいのは、日本では活断層の上の原子炉ですら、まだ廃炉が決定していないという事実ではないでしょうか?
http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-6556.html#more